コラム

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2025.12.31   コラム

有効な少子化対策とは?

少子化の問題は20年以上前から言われていましたが、政府は有効な対策を取れていなかった様に思います。

少子化対策として、保育園の無償化、大学の無償化、育児休暇を取りやすくする、出産までの費用もサポートする、若者の収入を上げる、いろいろな識者がいろいろな考えを述べてきました。

要するに、日本が住みやすい国になれば少子化問題は解決する、という理論の様です。

独身研究家の荒川和久氏によれば、結婚出来た夫婦の子どもの数は増えているのに全体の出生数は減り続けているとの事です。つまり結婚していない人たちが子どもを産まないので少子化となっているとの事です。

結婚しても子どもを産まない、という選択肢は尊重されるべきで、問題ではありません。また結婚しない、という選択肢も当然尊重されるべきで、問題ではありません。

では結婚したいのに結婚できない、はどうでしょう?多くの方は、結婚したい男性と結婚したい女性がいるのに結婚できないのならば、マッチングを上手く出来れば良いのではないのか?と考える様ですが、僕はマッチングの問題では無いと考えています。

マッチングアプリや結婚相談所、婚活パーティー、ありとあらゆる方法でマッチングは行われているのにも関わらず、まだマッチングが上手くいって無いのでしょうか?

問題はマッチングではありません。問題は男性の求める条件と女性の求める条件が合わない事です。

男性の多くは、子どもが欲しくて婚活を始めます。だから女性の年齢は、出来れば35歳くらい、それが無理ならばせめて40歳まで、などと考えています。

女性からすれば40後半や50代の男性が、35歳や40歳の女性と結婚を望むなど、言語道断な事なのですが、男性はどうしても子どもが欲しいのです。それならば何故もっと早く婚活をしなかったのか!というのはお互い様ですよね。男女ともにいろいろな理由があるのでしょう。

35歳くらいまでの女性は人気があるのですが、35歳くらいまでの女性は、出来れば同世代の男性と結婚したいのですが、同世代の男性たちは、やはり若い女性と結婚したがるのです。

35歳くらいの女性にお見合いを申し込むのは40代50代の男性ですが、女性からすると妥協してまで結婚したくないので、なかなかマッチングしません。

40代,50代の男性は、子どもが産める年齢で結婚してくれるのであれば誰でも良い、というところまで条件を下げるのですが、それでも女性は選んでくれません。

実は女性の多くは歳の差婚が大嫌いなのです。芸能人などの歳の差婚のニュースなどを見ると我々一般人も歳の差婚が出来るのではないか、と勘違いをするのですが、その様な例は特別な人たちの話です。

それならば子どもは諦めて同世代の女性と結婚しよう、と思う男性もいるのですが、子どもを諦めてまで結婚する必要は無いよね、と考える男性も多いのです。

この様な負のスパイラルの中で、保育園の無償化をすれば、大学の無償化をすれば、育児休暇を取りやすくすれば、若者の収入を上げれば、少子化に歯止めがかかる、結婚したくても出来なかった男女が結婚する、と考えるのは、ちょっと難しいと思います。

もちろん子育て支援対策として、働き方改革として、若者の格差、貧困対策として行うのは賛成です。しかしながら少子化対策としてはあまり効果は無いでしょう。

それならばどうすれば良いのか?日本人女性が結婚してくれないのなら、外国から、日本人女性が結婚してくれない男性と結婚してくれる人を連れて来るのも一つの方法です。

つまり国際結婚の促進です。国際結婚は、少子化や人口減少のスピードを和らげる一つの有効な方法です。(移民政策を除けば)

日本は30年前と比べると落ちぶれてしまった感が有りますが、腐っても日本です。他の国と比べたら平和で豊かな国です。今でも日本人と結婚して日本で暮らしたい、と思っている外国人はたくさんいます。

しかし現状では国際結婚の仲介手数料はとても高く、お金持ちか、よっぽどの覚悟の有る方しか出来ません。国際結婚の仲介にはコストがかかるので、結婚相談所が必ずしもぼったくっているという訳でも無いのですが玉石混交なのは否めません。

また国際結婚の仲介には規制する法律が無いのです。これは、例えば不動産業界に宅建業法が無いのと同じ状態、いわゆる野放し状態なのであります。国の規制とサポートが必要なところです。

1980年代頃に国際結婚が流行った時期があるのですが、あまり評判の良いものではありませんでした。

今思うに、国際結婚が愚策だったと言うより、少々やり方が雑だった様に思います。お相手にもしっかりと日本の状況を伝え、日本の文化やルールを勉強してもらい、受け入れる側もしっかりとお相手の立場を尊重して、成婚ありきでは無い丁寧なサポートをすれば良かったのだと思います。

国際結婚に関しては、好き嫌いが有るのは当然だと思いますが、そろそろ真剣に考えても良い時期なのでは、と思います。

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