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2025.09.10   コラム

若いうちは貯金より経験が大切?

若いうちは貯金よりも経験や思い出作りにお金を使った方が良い、貯金なんか必要無い、若いうちにしか出来ない事をするべきだ、と言う人がいます。

一方で若いうちから頑張って貯金をして、欲しい物や経験を出来るだけ我慢して、資産運用をして、40代や50代でfireしましょう、と言う人もいます。

どちらが正解なのでしょうか?

正解は人による、としか言いようがありません。貯金はとても大切なものだけど、その貯金を差し置いて何にお金を使うのか?なのだと思います。

若いうちにやりたい事、欲しい物はいっぱいありますよね。車やバイクが欲しい、友人や恋人と海外旅行に行きたい、資格取得の為に自己投資をしたい、全部叶えていたらお金がいくら有っても足りないですよね。

そんな事を考えていたら貯金なんてとても出来ません。

経験はとても重要です。しかし思い出作りばかりしていたらお金は貯まりません。それでは貯金をする、という経験が出来ないのです。

今が大切、思い出作りが大切、とそればかりにお金を使っていたら、欲しい物を我慢して、行きたい旅行を我慢して貯金をする、という経験が出来ないのです。

頭では貯金は出来ます。もし欲しい物を買わなければ、行きたい旅行に行かなければ、毎月5万円、10万円貯金が出来る。でも自分は貯金よりも経験にお金を使う事が重要だと思ったから貯金を敢えてしてこなかったのだ、だから貯金をしようと思えばいくらでも出来る。

頭では貯金は出来るのです。毎月10万円貯金すれば1年で120万円、10年で1200万円、20年で2400万円、頭では簡単に貯金は出来るのです。

でもこの考え方は貯金をした事が無い人の考え方ですよね。貯金をした事が有る人は貯金の難しさを良く理解しています。急な出費があり思う様に貯金が進まなかったり、まとまった金が出来た事により欲しくなる物も出てきます。

この様に考えると、厳しい事を言うようですが、貯金が無い人は貯金が出来ない人、と言わざるを得ません。

仮に100万円でも貯金が有れば、その100万円で欲しい物を買う事も出来るし旅行も出来る。資産運用をする事も出来るし起業も出来る。今はまだその予定は無いけれどもチャンスが有ればすぐに行動に移せる、という状況を作る事が出来れば、それだけで少し人生が楽しくなってきませんか?

経験や思い出作りももちろん重要ですが、貯金も重要だと思います。貯金をする、そしてその一部を資産運用する、という経験もとても重要です。資産運用には失敗はつきものですが、その失敗すらも貴重な経験なのです。

仕事さえ頑張っていれば、将来は確実に給料が上がっていくエリートコースの人ならばともかく、そうで無い人ならば、貯金が出来なければ這い上がる事すら出来ません。

貯金は将来の自分の夢を叶える為のチケットなのだと思います。チャンスは準備をした人だけが掴む事が出来ると言います。その準備とは貯金なのではないでしょうか?

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