世の中にはたくさんの低スペックの男性がいますよね。僕もその中の一人です。それでは低スペックの人は結婚を諦めるべきなのか?
僕はそうは思いません。人生も婚活も、低スペックには低スペックなりの戦い方が有ると思います。もちろん低スペックなのに誰もが羨む素敵な女性と結婚するのは無理でしょう。
身体や学歴、収入は簡単には変えられません。(身長は絶対ですよね)体型を変えるのも覚悟がいりますね。しかしながら清潔感はすぐに作れます。
髭剃り、髪型、服装などを変える事で、清潔感は作れるのです。体型も簡単には変えられませんが、もし、本気で自分の人生を変える覚悟が有るならば、思い切ってパーソナルトレーニングジムに行き、食事制限ダイエットをするのも良いでしょう。
そして戦略的妥協(ただの妥協です)も必要です。婚活で妥協という言葉を使う時、とても残念な意味で使う事が多いと思います。
しかしながら本来、妥協という言葉はとても重要な言葉だと思います。
妥協とか譲歩、という言葉は現実を受け入れ、相応な取引をする、という意味です。恥ずかしい事でも残念な事でもありません。むしろ妥協が出来ない事の方がよっぽど恥ずかしい事であり、残念な事だと思います。
妥協が出来ない、という事は現実を受け入れられない、自分だけが得をする取引しか出来ない、相手に与える事が出来ない、相手が譲歩しなければ取引出来ない、という事です。
つまり妥協が出来ないという事は何にも出来ない、という事です。
最近、歳を重ねてきて思うのは、徳川家康の最大の英断は、豊臣秀吉に屈服した事だと思うのです。もし、それが出来なければ、徳川家は豊臣家に滅ぼされていた事でしょう。
そして豊臣家はそれが出来ずに滅ぼされました。もちろん徳川家に屈服して生き延びる事が正しいのかどうかはわかりません。しかし徳川家が豊臣家に屈服した事は恐らく大英断だったのだと思います。
婚活ごときで、この様な話を持ち出すのは、少し大袈裟なのかも知れませんが、現実を受け入れる事が出来る、と言うのは、とても大切な能力だと思います。そして意外にも、誰にでも出来る、という物でも無いみたいですね。
もちろん妥協してまで結婚するのが正しいのか?は、人それぞれです。しかし、自分が本当に欲しい物は何なのか?自分にとっては必要の無い物は何なのか?絶対に譲れない物は何なのか?譲れる物は何なのか?を真剣に考えてみるのも面白いのではないでしょうか?