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式場見学の進め方とチェックポイント

 
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事前の下調べが終わったら実際の式場見学を行いますが、その際はプランナーに案内されるままに見学するのではなく、大事なチェックポイントがあることをお忘れなく!本編では式場見学の進め方とチェックポイントをご紹介します。
 

 目 次

 
1.式場見学は出来るだけ複数の会場を見学しましょう
2.式場見学の心構えと重要チェックポイント
3.契約後のキャンセルについて
4.重要な注意点
5.まとめ
 


 

式場見学は出来るだけ複数の会場を見学しましょう

 
式場見学は今まで行ってきた婚礼の準備作業の実践編になるのですが、実際の式場見学は1ヶ所だけを見学して決めてしまう人が多いのが現状です。以下の表をご覧下さい。
 
表22

 
ご覧の様に1ヶ所だけの見学で式場を決定した人が24.5%、4人に1人となっています。その結果はどうなったか、以下の表もご覧下さい。
 
表23

 
ご覧のとおり、1ヶ所だけの式場見学で決めてしまうと、予算オーバーになってしまうことが多くなってしまいます。式場との本格的な打ち合わせは挙式の3~4ヶ月前からですが、その時になって会場を変更しようと思っても多額のキャンセル料を払うことになってしまいます。そうならないためにも、じっくり時間をかけて複数の式場を比較検討することを強くお奨めします。
 
関連記事:結婚式場の選び方|ブライダルカウンターを活用しましょう LinkIcon
 

式場見学の心構えと重要チェックポイント

 
式場見学の前には以下の点に注意して準備しましょう。
 

  1. 事前にブライダルカウンターに相談して、幾つかの式場を見学対象に選択しておきましょう。

  2. 最も大切なことは予定した式場を全て見学するまで、どんなに気に入った式場であっても絶対に契約してはいけないということです。

  3. 式場見学では単に会場設備の見学だけでなく費用見積りや式場のお奨めプランの提案などもありますので、1ヶ所につき数時間かかることもあります。そのため、一度でいけない場合は2週あるいは3週に分けて、十分な時間をかけて式場見学をするようにしましょう。

  4. 以下に提示する「婚礼見積り項目とチェックポイント」表を参考にして、疑問点を式場に聞くようにしましょう。そして聞いた内容は、他の式場と比較検討するためにこの表に記録するようにしておきましょう。

 
表24

 
上記の4つの注意点を頭に入れて式場の見学に出発するのですが、実際の式場見学時の重要なチェックポイントを以下に列記します。是非覚えておいて下さい。
 
A)施設のチェックポイント
      • 見た目の豪華さに惑わされず、じっくり時間をかけて比較検討しましょう。

      • 式場の立地条件は出席者が迷わず来れる、分かり易く利便性のある立地条件か?

      • ロビーやホワイエなどの待合いスペースの有無と広さが十分かどうか。

      • 新郎新婦の着付け室があるかどうか、親族の更衣室があるかどうか、料金はどうか?

      • 親族の控室があるかどうか、広さは十分かどうか。

      • 出席予定者に高齢者や車イスの方がいらっしゃる場合は設備が対応しているかどうかを確認しておきましょう。

      • 宴会場はどの式場も綺麗なので比較しても余り意味はありませんが、音響・照明設備は要チェックです。どのような演出が可能かどうかも聞いておきましょう。

      • 清掃が行き届いているかどうか。(従業員のモラルややる気の程度は清掃状態に反映されます)

 
B)料理と飲物について

      • 婚礼料理の料金別内訳とアレンジが可能かどうかを聞きましょう。

      • 料理のサービス導線と温度管理設備(温かい料理を温かく、冷たい料理を冷たくして提供することができるかどうか)をチェック。

      • 食物アレルギーへの対応が可能かどうか、を確認しましょう。

      • 卓盛り料理が可能かどうか。料理の取り分けをしてくれるかどうかを確認しましょう。

      • 料理の試食が可能かどうか。その際の試食費用は幾らかを確認しましょう。

      • フリードリンクの価格と含まれる飲物の内容。

      • 飲物の品目別価格(ビール〇〇円、ウィスキー〇〇円・・・など)

 
C)費用について

      • 「婚礼見積り項目とチェックポイント」の表を参考にして、各項目の費用を確認しましょう。特に「持込み料の有無」は必ず項目別に確認しましょう。

      • 季節による料金の違いと曜日・六輝による料金の違いを確認しましょう。

      • 見積りをもらう場合はその内容を必ず確認しましょう。(料理の内容と金額、飲物の内容と金額、衣装が含まれる場合はその内容と金額、装花の内容と金額、など)

      • 契約後のキャンセル費用と条件を必ず確認しておきましょう。

 

契約後のキャンセル

 
「キャンセル費用」については、滅多に無いといえますがなにかのトラブルでキャンセルすることがあるかもしれませんから、事前に確認しておくことをお奨めします。
新聞報道によると、今回の新型コロナウィルス禍の影響でキャンセルトラブルが数件発生しています。中には200万円ものキャンセル料を請求されて裁判沙汰になったケースも有りますので要注意ですね。
 

重要な注意点

 
式場が決定しても、それからが本当の結婚準備期間です。あとで後悔しないためにも以下の注意点を絶対に守るようにしましょう。
 

  1. どんなにその式場が気に入っても、当日の成約は絶対にしないようにしましょう。

  2. 持ち込み料の有無は必ず確認しておきましょう。

 
中には「今日契約していただくと〇〇円の値引きをいたします」とか、「今日決めていただいたら特別な特典があります」などと言って早急な契約を求めてくる式場があります。その際は以下のように対応しましょう。
 

  1. 「この後〇〇ヶ所の式場を見学して、提示される条件なども比較検討をして最終決定します。今日決めないと貴社の特別サービスが無くなるのであれば、貴社は比較検討の中に入らなくなってしまいます。次回こちらにうかがう時にもこれらの特別条件を適用していただけませんか?」と言いましょう。式場が提示する特別サービスは会場の空きがある限りなくなることはありません。次回訪問時に希望会場が空いていれば同じような条件は適用されるということを覚えておいてください。式場プランナーの言葉に迷わされて、他の式場と比較検討することなく式場を決めてしまうと、必ずあとで後悔します。

  2. 本当にその式場が気に入って、他の式場の見学をしないでもよいと思う場合でも、即決はしないようにしましょう。そしてこちらから追加の条件を提示しましょう。例えば「料理の品数をもう1品追加して欲しい。但し料金はアップしないで欲しい。」とか「会場使用料や控え室料などの室料は無料にして欲しい」などの条件を提示しましょう。式場にとって「料理」と「室料」は提携業者などが入らないアイテムで、衣装や引出物などと違い独断で決定することが出来るアイテムです。料理の値引きをすると売上が減ってしまいますので式場は絶対にしませんが、料理を1品増やしてもその分の原材料費(数百円)が増えるだけですので、料理金額は上げずに品数を増やすのは応じてくれます。式場にとっても数百円の原価アップで婚礼を獲得できるなら安いものです。渋々でも(内心は喜んで)応じてくれるはずです。また、料理の品数を増やさず、「メイン料理」のみをランクアップして料金を上げないのも同じ理屈ですので、こちらも有効です。

    「室料」はもともと原価が掛からないので簡単に値引きや無料にすることが出来ます。会場費を無料にしても、式場にとっては痛くも痒くもありません。

 
「料理の品数アップ」「メイン料理のランクアップ」と「室料無料化」は是非交渉することをお奨めします。式場決定の前なら成功する確率が高いはずです。
ただし、既に式場決定を伝えてしまっていれば、追加の要求はなかなか受け入れてはくれません。必ず式場を決める前に交渉しましょう。
 

まとめ

 

  1. ブライダルカウンターで希望に叶う式場をピックアップ。ブライダルカウンターで紹介された式場は全部見学しましょう。

  2. 式場見学は1ヶ所だけですぐに決めてしまってはいけません。少なくとも3ヶ所以上は見学するようにしましょう。

  3. 見た目の豪華さに惑わされず、じっくり時間をかけて比較検討しましょう。

  4. 式場見学だけでなく費用見積りやプランの提示などもあるので、1ヶ所で数時間かかることもあります。一度でいけない場合は数週間に分け、十分な時間をかけて見学しましょう。

  5. 本章で提示した「婚礼見積り項目とチェックポイント」表を元にして見積書を書いてもらいましょう。

  6. 持ち込み料の有無は必ず確認しましょう。

  7. 待合スペース、音響照明設備、料理の温度管理など見積書に書かれていない内容も必ずチェックしましょう。

  8. 季節による料金の違い、曜日・六輝による料金の違いもチェックしましょう。

  9. どんなにその式場が気に入っても、当日の成約は絶対にしてはいけません。