ブライダルカウンターを活用しよう

結婚式場・披露宴会場を選ぶのは思ったよりも複雑で時間もかかります。自分の結婚のイメージがまだ決まっていない段階で式場・会場を見ても何がなんだか・・・。式場の決定は少し後回しにして、じっくりと下調べすることが大切です。
そしてその時に大変役に立つのが「ブライダルカウンター」と呼ばれる結婚式場相談カウンターです。
目 次
1.式場の情報や結婚アイテムに関する情報の集め方
2.ブライダルカウンターを活用しよう
3.ブライダルカウンターの比較検討
- トキハナ
- ハナユメ
- ゼクシイ
4.「少人数結婚式」「家族だけの結婚式」のための相談カウンター
- 小さな結婚式
- 和婚スタイル
5.まとめ
結婚式場を決めるために式場見学やブライダルフェアを見学することは大事ですが、その前に以下の手順を踏むようにしましょう。(詳細は別章:結婚準備の段取りを決めましょう をご参照ください)
-
ステップ1.大まかに結婚式の実施時期を決める
-
ステップ2.招待するゲストのリストアップ
-
ステップ3.希望する結婚式・披露宴のイメージを話し合う
-
ステップ4.結婚式・披露宴の予算を決めておく
-
ステップ5.式場の情報や結婚アイテムに関する情報を収集する
本編ではステップ5の「式場の情報や結婚アイテムに関する情報の集め方」について解説します。
式場の情報や結婚アイテムに関する情報の集め方
結婚式場を見学する時、何の前情報も持たないで見学すると必ず迷いが出てきます。なぜならどの会場も綺麗でオシャレで、現実離れした夢のような雰囲気が漂っているからです。特に大都会では式場の数も多くて、その中から幾つかを選び出すのは容易では無いでしょう。ましてや全部の会場を見て廻るのは物理的にも無理があります。
インターネット上で検索しても余りにもたくさん有りすぎて、どこが自分達に一番ピッタリなのか分からなくなります。特にネット上に掲載された式場のホームページには良いことばかりが表記されていて、不都合なところや欠点は全く出てきませんから全てを鵜呑みには出来ないのです。
そこで上記のステップ1~ステップ4までの手順を踏んだ新郎新婦には、情報収集の為にブライダルカウンター(結婚式場相談カウンター)を活用することをお奨めします。
ブライダルカウンターを活用しよう
ブライダルカウンターでは、結婚式場の多種多様なデータ・資料を示して詳しく紹介してくれるほかに、結婚に関する様々な習慣や準備しなければいけない事柄を教えてくれます。さらに新郎新婦の希望に沿うような式場を紹介してくれる非常に便利なシステムになっています。しかも利用するのは無料ですので、安心して活用することが出来ます。
中には「きっと式場とグルになって指定された式場に誘導するんだ」という人もいますが、式場とブライダルカウンターの間には一定の式場を優先するような制度はありません。もちろんブライダルカウンターのホームページに掲載するために広告費を支払う式場もありますが、それは新聞雑誌と同じビジネスの関係になりますので、基本的にどの式場も分け隔てなく公平に紹介してくれます。
ブライダルカウンターでは新郎新婦の希望を十分に聞いて、スタッフの経験から最適と思われる会場を幾つか紹介してくれるので、それらの紹介された式場を見学することをお奨めします。そうすればある程度絞って見学できるので、効率よくチェックすることが出来るでしょう。
ブライダルカウンターの比較検討
本編ではブライダルカウンター(結婚式場相談カウンター)についてお話しします。
ブライダルカウンターも色々あって、九州限定とか長野県限定などの地域限定ブライダルカウンターも有りますが、ここでは全国にまたがって活動しているブライダルカウンターを紹介します。
本編でご紹介する全国ネットのブライダルカウンターは3社です。いずれもしっかりしたバックボーンの会社で実績もあります。
1.トキハナ
「トキハナ」の特徴の中で特筆すべきは以下のとおりです。
-
対面カウンターが東京に1ヶ所だけで、殆どの業務をメール・LINE・オンラインの非対面相談で行っています。東京以外の式場データも沢山持っていますので、東京在住以外の方でも十分役に立つと思います。
-
最大の特徴は「持込み」に関する情報が多様で、持込み可能な式場の具体的な情報を持っていることです。筆者が奨めている「持込み料を回避して選択範囲を広げる」ためには最も適したブライダルカウンターです。
-
また、いちいち訪問しなくてもオンラインやメール・LINEでの相談ができることも東京以外の地域の方にとってありがたいと思われます。
-
オンライン相談にも元ブライダルプランナーが自らの経験や知識に基づいて対応してくれますし、見積りチェックや見積り診断などのサービスも行っています。経験に基づくアドバイスほど役に立つものはありません。
-
最低価格保証の制度があり、季節や条件に応じた特典を最大限に活用できるプランを提案してくれます。
-
衣装店とのコラボでドレスの大幅割引きが可能です。
筆者がお薦めするブライダルカウンター「トキハナ」についてさらに詳しく知りたい方のために、詳細を解説するページを作成しましたので以下の紹介ページをご覧ください。結婚式場をお探しの方は必ずチェックしましょう。
2.ハナユメ
「ハナユメ」の大きな特徴は以下のとおりです。
-
全国11ヶ所の対面カウンターで直接相談に対応してくれます。
-
LINEやメールなどの他に電話での相談も受付けています。
-
2次会のプロデュースが得意なようで、全国的に相当な実績があります。
-
「ハナユメ割」という大幅な割引き特典を提供しています。(式場にもよる)
-
「ハナユメ割」は、挙式予定日の6ヶ月前くらいから式場では様々な割引き特典を出してくる、という実態を良く知っているプランです。このプランを使えば大幅な費用の節約が可能になることがあります。(但し、早めの式場予約を希望する人には適用されません)
「ハナユメ」についてさらに詳しく知りたい方には以下のバナーをクリックして「ハナユメ」のホームページをご覧ください。
3.ゼクシィ
「ゼクシィ」の特徴は以下のとおり。
-
だれでも知っている「雑誌ゼクシィ」の結婚式場紹介カウンターです。
-
全国に対面カウンターが66ヶ所あり、オンライン相談よりも重要視しています。
-
紹介できる式場は全国の式場の大部分で、他のブライダルカウンターと比べて格段に多くなっています。
-
海外挙式などの情報もあります。
-
ブライダルカウンターの長い実績があり、どこよりも安心して相談に行く事ができます。
-
対面カウンターの数も66ヶ所と多く、じっくりと相談したい人にはお奨めです。但し、情報は多いのですが、「トキハナ」のような持込み料の無い式場の情報や「ハナユメ」のような割引きプランなどの魅力的な特徴はありません。
「ゼクシィ」についてさらに詳しく知りたい方には以下のバナーをクリックして「ゼクシィ」のホームページをご覧ください。
なお、上記の3社の違いをまとめると以下のようになります。

これらのブライダルカウンターを上手く利用して、持込み料を避けて費用を節約したり、割引きプランを利用して節約するなど、いろいろと頑張っていただきたいと思います。
なお、上記のブライダルカウンターでカバーしていない地域の方は自分で式場を探すことになりますが、念のために一度上記のブライダルカウンターに相談してみることをお奨めします。ホームページに掲載されていない情報があったり、これから新規に掲載予定の式場があったりするかもしれないし、式場以外の有益な情報をいただけるかもしれませんから。
「少人数結婚式」「家族だけの結婚式」のための相談カウンター
これから結婚する人の中には「極く少人数の結婚式にしたい」とか「身内だけの挙式と食事会を希望している」という方もいらっしゃいます。
もともと少人数で結婚式を行いたいと考える新郎新婦の場合は、少人数対応の式場が見つかればそれほど節約にこだわる必要はありません。しかし意外と少人数の結婚式を受付けてくれる式場を探すのは難しくて、結局は結婚式を挙げること無く食事会と記念撮影だけで済ます新郎新婦も沢山いらっしゃいます。筆者が現役のホテルマンの頃も結婚式だけとか結婚式と食事会のみという婚礼はどちらかというと式場からは敬遠されていました。
しかし最近では色々な事情で披露宴を実施しないケースもずいぶんと増えてきました。結婚に関する考え方が変化してきたり、高額な結婚費用に対する反発も増えてきたのだと思います。
およそ20数年前に「小さな結婚式」という名前の婚礼サービスが始まって、不思議なご縁で筆者は「小さな結婚式」に印刷した招待状を納めることになりました。招待状といっても10部前後の納品で、手間が掛かる割りに売上もわずかなのですが、当時としては大変珍しい業態でしたので3年ほどお付き合いさせていただきました。
その頃「小さな結婚式」の相談カウンターは全国に数ヶ所しか無かったのですが今では全国24ヶ所に増えています。それだけ小規模結婚式の需要が増えてきて、大げさな結婚式を挙げなくても全然恥ずかしいことではない、ということが認知されてきたのだと思います。本編では、その様な少人数の結婚式を取り扱っている婚礼サービスをご紹介したいと思います。まず、先ほどもお伝えした「小さな結婚式」です。
4.小さな結婚式
1.キャッチコピーは「6万7000円で叶える少人数専門の小さな結婚式」
2.特徴は以下のとおりです。
-
原則として人前結婚式です。
-
基本となる「少人数挙式プラン」(6万7000円税込)に含まれる内容は以下のとおりです。
-
人前式の挙式料・司祭者(式進行)・音響照明・衣裳レンタル(タキシード、ドレス)
-
着付け・小物一式・新婦ヘアメイク・写真(1カット、ダウンロード納品)・結婚誓約書
-
準備期間が短くても大丈夫(最短で1週間後でもOK)
-
両親だけ、家族だけ、二人だけの挙式もOK
-
シンプルな挙式でも色々な演出も可能
-
挙式後の会食の手配もしています。
-
結婚式場の形態で以下のプランがあります。
-
チャペルで小さな結婚式
-
レストランで小さな結婚式
-
ホテル・専門式場で小さな結婚式
-
ゲストハウスで小さな結婚式
-
リゾートで小さな結婚式
-
ウェディングドレスだけでなく、カラードレス・和装も対応
-
フォトウェディングのサービスもあります。
3.相談カウンターの所在地
-
札幌、小樽、仙台、東京表参道、東京お台場、千葉幕張、千葉、横浜、大宮、名古屋、金沢、新潟、大阪梅田、大阪ハービスENT、京都、神戸、兵庫西宮、岡山、広島、松山、福岡、那覇、沖縄サザンビーチ・イル・ド・レ
もう一つお奨めする少人数結婚式サービスは「和婚スタイル」です。
5.和婚スタイル
1.キャッチコピーは「正統派のあなたへ。48,800円から叶う神前式・神社結婚式。」
2.特徴は以下のとおり。
-
基本となる「神社挙式プラン」(48,800円税込)に含まれる内容
-
新婦衣裳(和装)、新郎衣裳(和装)、美容着付け、美容アテンド、ヘアアクセサリー、小物一式
-
実際の挙式では神社に納める初穂料が加算されます。初穂料は神社によって違いが有りますが、概ね10万円前後になります。つまり<初穂料+神社挙式プラン>が神式結婚式の費用になります。
-
結婚式は神主の主宰のもと神社内で執り行われます。(全国の結婚式場と同じ様式です)
-
結婚式の出席者(参列者)は20名~50名位と神社によって異なります。また出席者は親族に限られていないところが殆どです。
3.神社挙式+写真プラン
-
98,800円 神社挙式プラン+境内ロケーション撮影+データダウンロード
-
148,800円 上記内容+お色直し・新婦衣裳2着
4.神社挙式+お食事会プラン
-
挙式後の食事会の手配も行います。人数や会場によって違いが有りますが、概ね以下のとおりです。なお、前述の「神社挙式プラン」と同様に初穂料が別途必要です。
-
6名の場合 198800円~
-
12名の場合 278000円~
-
18名の場合 357200円~
-
神社挙式+お食事会プランの内訳は以下のとおりです。
-
新婦衣裳2着、新郎衣裳2着、美容、ヘアチェンジ、着付け、アクセサリー、美容アテンド、小物一式、コース料理、フリードリンク、会場使用料
-
上記の他に神前式結婚式を行わず、自宅で杯を交わす昔ながらのしきたりによる「祝言プラン」もあります。
5.相談カウンターの所在地
-
仙台、埼玉、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、奈良、兵庫、広島、福岡
上記の「小さな結婚式」「和婚スタイル」は今後も普及していくと思われますが、筆者としては是非そうあって欲しいと思っています。結婚が決まった人も、これからという人も是非検討の対象に加えてみて下さい。
まとめ
-
式場選びの情報収集に効果的なのが「ブライダルカウンター」です。新郎新婦の希望に沿った式場を紹介してくれるのに費用は無料ですので、最大限活用しましょう。
-
大手のブライダルカウンターではメールやLINEなどのWEB相談にも対応していますので、遠方の方でも気軽に相談することが出来ます。
-
ブライダルカウンターでは「持込み料が無料」の式場も紹介してくれるところがあるので、結婚式の費用節約にも役に立つでしょう。特に「トキハナ」は必ずチェックしましょう。
-
少人数の結婚式や挙式のみを希望している場合は「小人数・家族婚の為の相談カウンター」を活用しましょう。殆どの悩みに応えてくれ、安心して結婚式を挙げることが出来ます。