結婚式場・披露宴会場の選び方

結婚式場・披露宴会場を選ぶのは思ったよりも複雑で時間もかかります。まだ自分たちの結婚のイメージや予定が決まっていない段階で式場・会場を見ても何がなんだか・・・。式場の決定は少し後回しにして、じっくりと下調べをすることが大切です。思いがけなく費用が膨らんで後で後悔しないための式場・会場選びのポイントを学習しましょう。
目 次
-
結婚式・披露宴会場を選ぶ前の注意点
-
結婚式の実施時期
-
希望する結婚式・披露宴のイメージ
-
結婚式・披露宴の予算
-
結婚式・披露宴会場のタイプ別特徴
-
ブライダルカウンターを活用しよう
-
まとめ
たろうくん・はなちゃん
-
おじさん、こんにちは。また来ましたよ~。
GMおじさん
-
やあ、いらっしゃい。
はなちゃん
-
おじさん、今まで色々とお話しを聞いてきたけど、そろそろ式場を決めようかと思っているの。今日はその相談にきました。
GMおじさん
-
そうだね、今までは結婚式と披露宴のアイテムごとに節約術を話してきたけど、そろそろ結婚式と披露宴をどこでするのか、を決めないといけないね。
-
どうだい、今までのおじさんの話しで節約のポイントが少しは分かったかい?
はなちゃん
-
うん、美味しい料理や飲み物の提供方法、それに衣裳のお話しと装花の節約方法、あとは写真やビデオの話と印刷物の節約方法などだったわね。みんな良く分かったし、もう既に準備を始めているアイテムもあるわよ。だいぶ予算内に収まる見通しが付いてきたのよ。もう少しだから、おじさんもバックアップして下さいね。
GMおじさん
-
はいはい、分かってますよ。はなちゃんのためだからね。
結婚式・披露宴会場を選ぶ前の注意点
-
今日は式場・披露宴会場を選ぶときの注意点を話します。誰でも結婚式場・披露宴会場を見てから式場を決めるんだけど、式場を見学する前にやっておかないといけないことがあります。
-
それを箇条書きにしてみますね。
-
1.招待状を出すゲストのリストアップ
-
どなたに招待状を出すのかを決めて、その方の住所と名前、新郎新婦との関係をリストにしておきます。ご招待客に漏れがあると大変ですから、漏れがない様に何度もチェックしてくださいね。そして、出席者の概算の人数を把握しておきましょう。式場や披露宴会場は出席者の人数で会場の広さが変わりますし、式場で見積書を作ってもらう時もゲスト人数の把握は必須です。(でも欠席や追加は必ずありますので、最初は大まかな人数把握で大丈夫です)
-
2.結婚式の実施時期
-
結婚式・披露宴の実施時期の予定を立てておきましょう。あまり先の予定を立てるのは変動要素が大きくなりますので、せめて1年以内の挙式予定で最初は考えていたほうが良いと思います。また、余りにも期間が短いとかえって費用がかさんだり、ゲストの出席が少なくなったりしますので、極端に短い準備期間での挙式・披露宴は避けた方がよいと思います。理想的には1年位前から準備を始めるようにしましょう。
-
3.二人が希望する結婚式・披露宴のイメージを決めておく
-
豪華で派手な披露宴、質素でもアットホームな披露宴、賑やかで楽しい披露宴などなど、主催者である新郎新婦の希望に沿って挙式・披露宴は作られていきます。実は、二人の挙式・披露宴に携わる人々は式場のプランナーをはじめとして結婚式アテンドスタッフ、ドレススタッフ、美容着付けスタッフ、装花スタッフ、調理スタッフ、飲食サービススタッフ、ゲストの送迎や受付スタッフ、演出や音響照明スタッフ、その他にも印刷物を作る人や写真ビデオの撮影スタッフ、それらの編集をしてくれるスタッフなどなど、全部合わせると数十人の人々が新郎新婦の為に働いてくれるのです。全員が新郎新婦の希望を忠実に叶えたいと思って動いてくれるのですから、その中心に居る新郎新婦がはっきりとしたイメージを持っていないと前に進みませんよね。「私たちはこんな披露宴にしたいんだ」と言うことを是非ふたりで話し合ってイメージを作って欲しいと思います。
-
4.結婚式・披露宴の予算を決めておく
-
婚礼費用は放っておくと際限なく膨らんでいきます。アレもコレもではなく、本当に二人の披露宴にふさわしいものにするために「予算」を決めておくことはとても大事なことです。先に説明した「新生活までのおおまかな予算書」を作って、婚礼の概算費用を決めておきましょう。
-
はなちゃん
-
ふ~ん、そんなに沢山の人がバックに居てくれるんだ。いままで考えてもみなかったわ。そうよね、思いつきばかりだとみんな混乱しちゃうわよね。
たろうくん
-
大丈夫だよ。僕たちはGMおじさんのお陰でずいぶん勉強できたじゃないか。僕たちの結婚式・披露宴のイメージはほぼ出来てきたと思うよ。
GMおじさん
-
そうだね、君たちふたりなら大丈夫、しっかりイメージが出来ていると思うよ。
結婚式・披露宴会場のタイプ別特徴
-
次に式場選びのポイントですよ。
-
式場(披露宴会場)は大きく分けてホテルやゲストハウスなど、いくつかのタイプがあります。以下にそれぞれの特徴を簡単に記載しますので、頭に入れておいて下さい。

GMおじさん
-
さて、これらの会場から幾つかを選んで会場を実際に見学する必要があるんだけど、この時点で必ず迷いが出てきます。なぜならどの会場も綺麗でオシャレで、現実離れした夢のような雰囲気が漂っているからです。特に大都会では式場の数も多くて、その中からいくつかを選び出すのは容易ではないでしょう。ましてや全部の会場を回るのは物理的に無理があるからね。
はなちゃん
-
そうなのよね。ネットで検索すると余りにもたくさん有りすぎて、どこが自分達に一番ピッタリなのかが分からないの。かといって、全ての会場を見て回るなんて出来ないもんね。
たろうくん
-
仕事があるし、休日は何かと忙しいから無理だよね。
ブライダルカウンターを活用しよう
GMおじさん
-
わかるよ。そこで、お勧めしたいのが結婚式場相談カウンター(通称:ブライダルカウンター)に行ってみることです。
はなちゃん
-
ブライダルカウンターって良く聞くけど、役に立つのかな?
GMおじさん
-
ブライダルカウンターは式場の各種データを見せてくれたり、ゲストの希望に沿うような式場を紹介してくれる非常に便利なシステムになっています。おじさんもホテルの現役の時はブライダルカウンターに頻繁に通って、自社を紹介してくれるようにお願いして回っていましたね。時にはカウンターのスタッフが定期的に会場見学に来て、会場の特徴やセールスポイントなどのブリーフィングを行っていました。だから式場を熟知したスタッフが結構詳しく教えてくれるんだ。もしもブライダルカウンターの会社が衣裳や引出物などの関連会社を持っていると顧客の紹介をする時に意識的に偏った紹介をすることも有るけど、大手のブライダルカウンターの場合はこういった縛りがないので、どの式場も分け隔てなく公平に紹介をしてくれます。もちろん新郎新婦の希望を十分に聞いて、スタッフの経験から最適と思われる会場を幾つか紹介してくれるので、それらの紹介された式場を実際に見学することをお奨めします。そうすればある程度絞って見学できるので、効率よくチェックすることができるでしょう。
-
なお、ブライダルカウンターでは特に以下のことを確認することが重要です。
-
1.出来るだけ出席者に利便性がある立地の式場
2.持込み料が無い式場又は無料にしてくれそうな式場
-
3.相対的な費用が希望に合う式場
-
ブライダルカウンターは沢山あるのですがここでは関連会社のしばりが無い大手ブライダルカウンターを想定してお話しします。
-
以下がお奨めするブライダルカウンターです。
-
-
1.トキハナ
-
公式サイト
-
-
2.ハナユメ
-
公式サイト
-
3.ゼクシィ
-
(注)上記のブライダルカウンターの詳細を比較検討しています。
-
詳しくは
GMおじさん
-
上記のブライダルカウンターは全国展開しているけど、それでも近くに無いという地域もあるから前もって各サイトでカウンターがある地域を調べておくことをお奨めします。
-
また、訪問できない場合はウェブ相談が出来るところもあるので、それを活用してみるのもお奨めですね。とにかくこれらのブライダルカウンターを活用して、会場見学に行くところを幾つかに絞ってみましょう。
-
それから実際に会場に足を運んで「会場見学」です。
はなちゃん
-
わ~、いよいよだわ。ドキドキするよね、たろうくん。
たろうくん
-
うん、ドキドキするね。いよいよ実践編が始まるんだ。
GMおじさん
-
それじゃ、ブライダルカウンターのサイトを見て、どこに相談に行くかを決めたら二人で行っておいで。でも会場見学の前に「会場のチェックポイント」の話しをしたいから、次回の話しを聞いてから出発だよ。
はなちゃん
-
うん、わかった。次回におじさんの話しを聞いて、その後にたろうくんと一緒にブライダルカウンターを尋ねるようにするわ。おじさん、来週も来ていいですか?それまでにブライダルカウンターのサイトをじっくり見ておくから。
GMおじさん
-
いいとも。じゃ、来週も来て下さいね。待ってますよ。
まとめ
-
式場を見学する前にやっておかないといけないことがある。まず、招待状を出すゲストのリストアップ。
-
次に結婚式の実施時期を決める。
-
二人が希望する結婚式・披露宴のイメージを決めておく
-
結婚式・披露宴の予算を決めておく
-
結婚式場(披露宴会場)には1.ゲストハウス 2.専門式場 3.ホテル 4.レストラン などがある。
-
式場選びに効果的なのがブライダルカウンターです。新郎新婦の希望に沿った式場を探して紹介してくれるのに費用は無料なので、最大限利用するほうがよい。
-
ブライダルカウンターで絶対に確認するべきことは1.利便性のある立地の式場 2.持込み料が無い式場 3.費用が希望に合うと思われる式場 です。
-
ブライダルカウンターを訪問できない場合はウェブ相談をしているところもあるので、こちらも活用しよう。